誰もが自分の人生の経営者。お金で時間を買うのはM&Aだという考え方。


自己実現のために何かにチャレンジしたり、自己投資をしてスキルを身につけるには時間が必要です。誰にでも等しく与えられた時間ですが、お金で時間を買うことによって、次のステージに向かう時間が短縮されます。自分の未来は自分が決めるという点で、人生の経営者は自分自身だといえます。それは一体どういうことなのでしょうか。

人生における経営感覚の必要性

情報革命によって短時間に膨大な情報を得ることができ、情報発信も手軽になったことから既存のビジネスモデルが変化しました。個人でも企業を超えるほどの売上を上げることや、世間で大きく注目されること、世の中に価値や影響を与えるということも可能になってきました。

また、政府が進める「働き方改革」や、寿命が伸びたことによる「人生100年時代」など、ライフコースや働き方の見直しが必要になり、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

時代に振り回されず自己実現していくためには、知識やスキルを身につけることが重要です。そのためには、自分の時間を有効活用して目的に効率的に到達する必要があるのです。そして、激しい社会変化に対応していくには、自分への投資によるリターンやリスクの管理、時間やお金のコントロールなど企業のように自分の人生を「経営する」ことが重要です。

M&Aとはお金で時間を買うこと

急速に成長する企業は盛んに企業買収(M&A)を行い、企業規模の拡大を図っています。企業が自社のみの力で徐々に成長し、一大企業にまでなるためには相当な時間を要しますが、M&Aなら巨額の費用が必要となるものの、一瞬で自社には無かった技術や販路などの新たな市場が手に入ります。

このようにM&Aとは、お金で企業を買うことによって、実際には本来かかるであろう時間を買っている行為なのです。

人生のM&Aとは

個人においても、お金で時間を買う「時間のM&A」が可能です。例えば、税理士の資格を取りたいという目標があった場合、独学ではつい勉強をさぼってしまったり、内容理解につまずいたりと、目標達成までに多くの時間がかかります。しかし、費用はかかりますが資格取得のスクールに通うことで定期的な学習時間が確保できたり、学習サポートが優れていることで、独学よりも短い期間でゴールにたどり着きます。

独学の方が支出が少ないため得をしているように思えますが、早期に目標達成したことで収入がアップし、独学との期間差に発生する収入の差額がスクールに支払う費用よりも多くなれば、トータル的にはスクールに通った方が得だったことになります。

また、早期に目標達成できたことで、早いうちから次の目標に向けて準備することができます。また、スクールで人脈を構築することで、良い形で税理士として独立できるきっかけになるかもしれません。このように、長期で捉えた場合には、さらなる収入の差とステージの差が発生する可能性があります。

企業だけでなく個人もお金で時間を買う「時間のM&A」が可能であり、それらを積み重ねることで、最終的には「人生のM&A」となっていきます。

お金をコントロールするP/L、B/S

「人生経営」であっても基本的には企業経営と同じように「ヒト・モノ・カネ」の3大資源が必要です。特に「お金」という存在は、明確な目標に向かう途中でブレーキを踏んでしまうことや、高速道路を使用するようなことにもなる重要な存在です。そのため、安心安全な走行のためには常に「お金」をコントロールできる状態になければなりません。

企業が日々の会計処理によりP/L、B/Sでお金を管理するように、個人も同じようにこれらで管理することができます。

P/Lでは、特定期間内での「稼ぎ(収益)」「支出(費用)」「残額(純利益)」を整理して自分のお金の流れを把握することができ、B/Sでは、「自分が築いた財(資産)」「他からの借り入れ(負債)」「差し引いた純粋な資産(純資産)」を整理してこれまで自分が築いた資産を把握することができます。

また、「人生経営」では人脈やスキル・知識、信用や健康などの「人的資本」が重要になります。先述のように、専門的な知識を得ることでキャリアや収入の増加につながります。日本人は金融リテラシーが乏しいと言われますが、今からでも高度な金融スキルを身につけることができれば、株や不動産、保険など、投資によりインカムゲインやキャピタルゲインを得られる可能性もあります。

このように、個人もP/L、B/Sを管理すれば、常に現状を把握しながら人生を進むことができるのです。

投資資金が足りない場合

企業の場合、新たな事業を開始する際には不足資金分を銀行から借り入れることがあります。個人の場合も、時間を買う際に必ずしも十分な資金があるとは限りません。

闇雲に時間を短縮する必要性はなく、時には時間がかかっても苦労や工夫をしたことが後で活きることもよくあることですが、だからと言って資金が貯まるまで待っていては「時間を買う」という意味がなくなってしまいます。

そのため、「どのタイミングで時間を買うか」の見極めが非常に重要になります。無計画に借り入れることは危険ですが、時間を買った後のリターンの大きさや確実性、何より時間を買うタイミングを逃さないためには、借り入れることも一つの方法かもしれません。

健全な人生経営を目指す

自分が目指す未来を実現するためには知識やスキルなどが必要です。また、自己実現を目指しつつ社会変化の大きい環境で臨機応変に乗り越えていくためには「人生経営」を行うことが重要です。「時間投資」によるM&Aによって、時間を短縮しつつ、「時間とお金」のコントロールによって、健全な人生経営を目指しましょう。

 
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