iPhone11 Proの超広角レンズはGoProよりも広角!?


2019年9月20日に発売されたiPhone11 Proに新しく搭載された「3眼カメラ」がSNS上で話題を集めています。

ツイッター上であるユーザーが「iPhone11 Proのカメラには30万円相当の価値がある」とつぶやいていましたが、実際、iPhone11 Proと同等のスペックのレンズをCanonで購入すると、その価格は約30万円にものぼるというから驚きです。

確かにAppleとCanonそれぞれの公式ページを比較すると、iPhone11 Proに新たに搭載された超広角カメラ(13mm F2.4)のスペックは、大手カメラメーカーCanonが手がける「EF14mm F2.8L II USM」のレンズに相当することが分かります。

iPhone:13mm(画角は120°)
キャノン:14mm(画角は114°)

iPhone11 Proの超広角カメラは、GoProよりも広角で撮影できる


超広角カメラ使用


広角カメラ使用


望遠カメラ使用

ただ、13mmの超広角レンズと一口に言っても、なかなかイメージしづらいところがあります。そこで、アクションカメラの代名詞であるGoProと比較すると広角具合がより鮮明にイメージできるかもしれません。

GoProの焦点距離は「15mm」、対するiPhone11 Proは「13mm」です。つまり、iPhone11 Proは、GoProよりも広角で撮影できるということになります。

もちろんiPhone11 Proは、GoProほどタフではないため、一概に比較はできませんが、それでもGoProと同等以上のカメラスペックを誇る点は特筆すべきでしょう。

なぜiPhone11 Proにはカメラが3つも付いているのか?


そもそも、なぜiPhone11 Proにはカメラが3つも付いているのか。それは、3つの各カメラがそれぞれで撮影した写真を組み合わせて、画質を向上させるためでした。

写真合成技術の鍵となるのが、iPhone11 Proシリーズに搭載された高性能プロセッサ「A13」です。

この新型チップは85億個のトランジスターを搭載することから「スマートフォン史上最速のGPUとCPU」と呼ばれており、1秒間に1兆回の演算が可能になります。

この史上最速の新型チップによって、写真撮影時に「自動的に複数枚の写真撮影→写真を合成→ブレを取り除く」といった処理を瞬時に行うことができるようになったのです。

iPhoneで星空を撮影することができる時代がやってきた


そうした新機能が追加されたことで、iPhone11 Proではナイトモードをオンにすることによって、暗所でも自動で多くの光を取り込み、明るく美しい写真を撮影することができるようになりました。

それによって、ナイトモードを使用すれば、iPhone11 Proで星空の景色まで撮影することが可能になったのです。

通常、暗所で撮影を行う際には明るさを確保するために、シャッターを長く空けて、光を取り込む量を増やします。

一方で、シャッターを切るまでの時間が長くなればなるほど、写真がブレやすくなってしまうというカメラレンズの特性から、「明るさ」と「美しさ」を両立させることは非常に難しいと考えられてきました。

そうしたカメラレンズの弱点をiPhone11 Proが克服したことによって、暗所での撮影が弱かった従来のiPhoneのイメージがガラッと変わるかもしれません。

iPhone11 Proのカメラの魅力を引き出すのは、アップルではなく、サードパーティー製アプリ!?


今回発表されたiPhone11 Pro最大の特徴はカメラですが、そんなカメラの特性を最大限に引き出すのは、Appleではなく、サードパーティー企業だと聞くと驚くかもしれません。

iPhoneのカメラは、他社製品と比較してカメラ設定が少ないのが特徴です。それはAppleがユーザーの「使いやすさ」を徹底して、意図的にシンプルな操作画面をデザインしているからです。

ただし、iPhone11 Proが持つ特徴的な高スペックカメラを最大限に使いこなせないのは、もったいないというのが正直なところでしょう。

そこでAppleでは、より細かな設定やマニアックな使い方を希望するユーザーのため、カメラの特性を引き出すカメラアプリを、サードパーティー企業が開発できるよう、開発コードを公開するなどして、開発環境を整備しています。

iPhone11 Proの機能を最大限楽しめる、サードパーティー製アプリ「FiLMiC Pro」


こうした経緯で、サードパーティーによって開発されたアプリの一つに「FiLMiC Pro」が挙げられます。

このアプリを使用することで、3種類のアウトカメラによって別々の画角で撮影でき、インカメラを同時にプレビューすることが可能になりました。

そして、同時に2つのカメラで別々に録画することもできるため、インタビューなどで2人が対談する様子や、音楽ライブなどで複数のアーティストをそれぞれ違うアングルで撮影するなど、1台のiPhoneで2アングル同時に撮影することができるというわけです。

近年のiPhoneは、革新性が失われてきているかのような記事を見かけますが、まだまだユーザーをワクワクさせる要素がiPhoneには詰まっているのではないでしょうか。