新たにローンチされた「AI搭載」サービス4選


昨今はAI(人工知能)の「第3次ブーム」と言われています。第2次ブームまでと違うのは、研究開発段階を経て、すでにAIが実用化・商用化されつつあることです。この記事では、すでに私たちの身近にあるAIの活用事例を紹介します。

AIタクシー:物体の正体や次の行動を予測

現在も世界中のほぼすべてのタクシーは人間が運転していますが、すでにAIによるタクシーサービスが誕生しています。それは、米グーグルからスピンアウトしたウェイモ(Waymo)が展開する「Waymo One」という自動運転タクシーサービスです。

車体に備え付けられたセンサーを使って車両周辺の物体を検知し、AIがそれを歩行者なのか自転車なのか、自動車なのかトラックなのか、はたまた道路上に落ちている障害物なのかを判別します。動いている物体を検知するとその後の行動も予測し、事故が起きないような走行経路を自ら選択します。

自動車業界では、複数の配車注文に対してルートを最適化するAI技術なども開発されており、多くの導入余地が残されています。

AI修理見積サービス:時間短縮に貢献

自動車事故の修理金額の見積もりをAIが算出するサービスも注目を浴びています。ネット広告大手のオプトと損害保険ジャパン日本興亜などが共同開発したもので、自動車の所有者などが撮影した事故車の画像をAIが分析し、修理金額を見積もるというものです。

これまで修理金額を知るためには、車両を修理工場に持ち込んだり、保険会社の担当者が現地調査を行ったりする必要がありました。見積もりが出るまでには2週間近くかかることもあり、保険を使うかどうかなどの判断にも時間がかかっていました。

AIがすぐに見積もりを算出してくれるようになれば保険金請求も早くなり、結果的に修理も早く済みます。普段使っている自動車が使えなくなるのは不便なものです。このような課題もAIが解決してくれるようになります。

AI搭載適性検査:応募者の営業成績を事前予測

人材採用の現場でもAIが活躍しています。最近発表されたサービスで話題になっているのが、IT企業のオングローによる「AI搭載適性検査」で、すでにモニター企業の募集を開始しているといいます。

この検査は営業職の採用に特化したもので、応募者の適性テストの結果をAIが解析することで、その人の営業成績を事前に予測するというサービスです。AIが現在の営業職員の適性テストの結果とその営業実績を分析することで、応募者の営業成績の事前予測ができるそうです。

AI音声感情解析:コールセンターで働く人をフォロー

音声からその人の感情を分析するAIサービスもあります。実際に稼働しているものに、音声感情解析に強みを持つEmpathが展開する、コールセンター向けのシステムがあります。

オペレーターは苦情などに対応する必要もあるため、ストレスを感じやすいと言われています。オペレーターのフォローは管理者の重要な業務ですが、管理者がすべてのオペレーターの心理状態を的確に把握した上でフォローを行うことは、簡単ではありません。

このサービスを使えば、オペレーターの声をAIがリアルタイムで解析し、管理者がそのオペレーターをフォローできないときでも、代わりに褒めてサポートしてくれます。これによって、オペレーターの離職率が低下しているそうです。

あなたの身近にもすでにAIが!?

紹介したサービスは一例で、ほかにもさまざまなシーンでAIが活用されています。あなたが毎日使っているサービスにも、すでにAIが活用されているかもしれませんね。

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