アイビーリーグ

アイビーリーグに入った日本人はその後どのような活躍をしているのか


アメリカの名門8大学からなる象徴的存在が「アイビーリーグ(Ivy League)」です。アイビーリーグ出身の政治家や実業家などは数多く、アメリカをはじめ世界中でエスタブリッシュメント層を形成しています。アイビーリーグはどのような特徴があるのでしょうか?また、アイビーリーグ入りを果たした日本人はどのような性質なのでしょうか。

アメリカンエリートの象徴「アイビーリーグ」

アイビーリーグとは、ハーバード大学、イェール大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ダートマス大学、コーネル大学の8校で、アメリカ北東部に位置する名門私立大学の総称です。

1636年に創立されたハーバード大学をはじめ、コーネル大学以外の7校は18世紀までに創立されています。アメリカ合衆国の独立以前から存在する「アメリカの中のアメリカ」とも言うべき教育研究機関ばかりです。

アイビーリーグの卒業生は、アメリカの政財界や法曹界をはじめ、各業界で指導的立場にあります。例えば2017年時点のアメリカ大統領ドナルド・トランプ氏はペンシルベニア大学出身、前大統領バラク・オバマ氏はコロンビア大学出身です。

また、Alphabet会長エリック・シュミット氏やAmazon.com最高経営責任者ジェフ・ベゾス氏はプリンストン大学出身となっています。さらに、マイクロソフト元会長ビル・ゲイツ氏やフェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏はハーバード大学出身(中退)など、枚挙に暇がありません。

世界的に見ても、アイビーリーグに属する大学は超一流と見なされています。イギリスの高等教育専門誌『THE(Times Higher Education)』が毎年発表している「THE世界大学ランキング」の2018年版では、ハーバード大学が6位、プリンストン大学が7位、ペンシルベニア大学が10位にランクインしています。


アイビーリーグに入れる「スーパー高校生」の選抜基準

アイビーリーグの各大学に入学するのは、並大抵のことではありません。2017年の統計データによると、合格率は5.8~15.2%です。2017年度の東京大学理科三類でさえ、志願倍率が5.43倍で合格率は約18.5%になります。アイビーリーグには世界中からトップレベルの学生がやってくることを踏まえると、そのハードルの高さが分かるのではないでしょうか。

その選抜基準ですが、日本のように一律的な入学試験を実施しているわけではありません。おおむね、願書・高校時代の成績・作文・SAT(アメリカの全国共通テスト)のスコア・推薦状・面接・TOEFLのスコアなどが基になります。さらに、学生が大学の理念に適合するかどうかを総合的に考慮して入学の是非が判断される傾向です。

ただし、大学によって判断材料が異なる点には注意が必要でしょう。例えば、ハーバード大学ではTOEFLのスコアの提出が必須ではないとされています。

審査基準は明確ではありません。作文や面接のように点数化できない内容が含まれているだけではなく、審査基準を明示していない大学も多いためです。ただペーパーテストの点数が取れるだけではなく、人間性まで含めて厳密に審査が行われていることはうかがえます。

基礎的な学力や英語力はもちろん重要です。それに加えて、思考力やリーダーシップ、人間性などを総合的に身につけ、作文や面接でアピールできる学生だけに門戸が開かれていると言えます。決して一芸に秀でている「天才」ばかりが合格するわけではないことも理解しておきましょう。

アイビーリーグに入った日本人の活躍

明治時代以降、数多くの日本人がアイビーリーグの大学や大学院に在籍しています。その多くは、国の礎を担う政治家や官僚、アカデミズム、ビジネスのリーダー層に属している傾向です。例えば、2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一氏(ペンシルベニア大学大学院)、果ては歌手の宇多田ヒカル氏(コロンビア大学中退)などもアイビーリーグの大学出身です。時代をさかのぼると、野口英世もペンシルベニア大学医学部出身です。

一概には「アイビーリーグ入りした日本人の傾向」を述べることはできませんが、あえて言うのであれば「国を超えることへの心理的ハードルの低さ」「自ら道を切り開くイノベーティブな性質」が挙げられるでしょう。ともすると同調圧力が強くなりがちで、突き抜けた人材が活躍しづらいとされる日本社会を飛び出し、世界へ挑みかかるようなチャレンジ精神の持ち主が多い傾向です。

チャレンジ精神に満ちあふれた活動をしている傾向

アイビーリーグへの入学は容易なことではありませんが、地道に勉強するとともにボランティア精神やリーダーシップなどを幅広く身につけた「人間力」のある学生が合格しやすいと考えられます。アイビーリーグ出身の日本人は、世界を股にかけて幅広い分野で活躍しています。いずれの分野でもチャレンジ精神に満ちあふれた活動をしている傾向があるのではないでしょうか。

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