200万人でチケット争奪戦!フェス「Tomorrowland」に見るコト投資


世界最大のEDMフェスの「Tomorrowland」をご存じでしょうか。2005年、TomorrowlandはベルギーのBoomの広大な自然公園を会場として初めて開催されました。当初はDJも少なく来場者数は9,000人ほどでした。しかし、Tomorrowlandは年ごとに急速に人気を得ていきます。

2016年にはチケット販売日に、200万人以上がオンライン上でチケットを入手しようと待機し、争奪戦の末に18万人がチケットを入手しました。来場者の国籍は100カ国以上に及ぶとのことです。一体、なぜTomorrowlandはそれほどまで人気のあるフェスとなったのでしょうか。

みんなで盛り上がれる音楽ジャンルEDM

そもそもEDMフェスの「EDM」とは何でしょうか。「EDM」とはエレクトロニック・ダンス・ミュージックの略でシンセサイザーなどで生み出す電子音の音楽ジャンルを指します。EDMの曲で大ヒットした曲にカルヴィン・ハリスの『Summer』があります。

EDMの曲の特徴は、聞いていると思わず踊りたくなる抑揚のつけ方です。徐々に盛り上げていき、サビで一気にエネルギーを解放するかのように盛り上げる曲の構成となっています。みんなで一緒に踊るのに最適な音楽なのです。

最高に盛り上がれる曲をプレイする、世界的に有名なDJがそろいにそろっているのがTomorrowlandです。しかも、ステージを埋め尽くす数万人の来場者が一緒になって盛り上がるので、楽しくないわけがありません。

独特の「世界観」が伏在するテーマパークのようなフェス

USJのアトラクション施設をほうふつとさせる豪華なステージの数々がTomorrowlandの特徴です。年ごとにテーマが決まっており、そのテーマに沿ってステージのセットや施設全体がデザインされています。広大な自然公園の中に20に及ぶ豪華なステージが設置されている規模の大きさは圧巻です。

2017年のテーマは「Amicorum Spectaculum」ラテン語で(友人たちのショー)という意味となります。2016年のテーマは「The Elixir of Life」(不老不死の薬)でした。人がディズニーランドに行く理由はディズニーの世界観を味わうためでしょう。同様にTomorrowlandの「世界観」ともいえるテーマが人を引きつけているのです。

Tomorrowlandの会場付近にはDreamVille(ドリームヴィル)と呼ばれるTomorrowland来場者用の宿泊施設を用意しています。その村の中には食料品、雑貨がそろう市場、カフェ、パン屋、美容サロン、キャンプ場などの施設がそろっています。ギャザリングなどのアクティビティも存在しており、他の来場者と交流する機会も提供されています。

キーワードは「体験」「コト投資」

インターネットの普及に伴いCDの売り上げは急落し、音楽業界はそれ以外の収入源を確保する必要に迫られました。そこで、フェスのようなインターネットに代替されない「体験」を提供するライブビジネスに白羽の矢が立ったのではないでしょうか。

Tomorrowlandの来場者にはミレニアル世代の若者が多いと言われています。ミレニアル世代の消費スタイルの特徴として挙げられるのは「体験」重視です。フェスという体験を販売したい音楽業界サイドと体験を消費したい消費者サイド、両者のニーズが合致したことがこのTomorrowlandの盛り上がりにつながっていると推測されます。

特に、消費者サイドの体験重視という意味でいうと、Tomorrowlandでは世界中の音楽愛好家と知り合う機会も得られます。世界中に同じ趣味をもった人の輪が広がることで、新しい価値観が創出されたり、さまざまな海外の情報を彼らから得られるかもしれません。フェス以外にも有意義な時間の使い方が出来るでしょう。

Tomorrowlandはチケットの倍率が高く、年に1度だけのフェスであることから、希少価値も高いのです。海外からの参加者の場合は会社を休んで来る人もいるでしょうし、旅費に大きなお金がかかる人もいるかもしれません。それでも参加したい、体験したいというコト投資への意識は今後も強くなっていくのではないでしょうか。

Tomorrowlandを通じてコト投資をしてみては

Tomorrowlandは年に1回、世界中の人が応募するような人気のあるフェスです。フェスだけが楽しいのではなく、新たな出会いや価値観、躍動感がうまれるかもしれません。音楽が好きな人は考えるよりも体験を。旅費などを考えてみて、一度行ってみてはいかがでしょうか。

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