日々の目標を「小さな習慣」にする3つのコツ


「千里の道も1歩から」といわれているように、最初の1歩を踏み出さないと夢の実現や目標の達成は不可能です。しかし、日々の業務に追われる多忙なビジネスパーソンにとっては大きな課題でもあります。そこで、重要なポイントは「毎日これだけは実行する!」と決めた「小さな習慣」です。ポジティブな心構えと行動の積み重ねが夢を叶え、目標を成し遂げて人生さえ変えることができるかもしれません。この記事では、身の回りにある小さなことを習慣にできる仕事や生活に活かせるアイデアを解説します。

小さな習慣は積極思考から

身の回りにある小さなことを習慣にするには、まず仕事や生活への姿勢や心掛けを改めるポジティブシンキング(積極思考)が必要です。自分の夢や目標に向けて少しずつ意志を鍛え、常にリフレッシュすることで知恵がわき、仕事や生活に工夫が生まれます。

・決断即実行
やると決めたら、今日できることは明日に持ち越さないことが大切です。優先順位を付けて、すぐに始めます。量が膨大でも、まずはひとつひとつ終わらせて、次々にこなしていきましょう。小さな習慣はやめなければ良いのです。

「あの電柱までがんばろう」「努力の成果なんて目には見えない。しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる」。戦後日本の男子マラソン界に希望を灯した第一人者で、メキシコ五輪銀メダルに輝いた君原健二さんの名言には、小さな習慣と相通じるものがあります。

・気分をリフレッシュ
忙し過ぎると思うように効率化できないものです。忙しいときこそ、多忙な業務や生活の合間に5分程度の休憩を入れて気分をリフレッシュしましょう。座ったままの仕事や行動が多い場合、軽く歩いたり、ストレッチするなど、気持ちを切り替えることを忘れてはいけません。「不要なことはやらない」と決めることは意外に見落としがちです。「やらなければいけないこと」「やるべきこと」に集中して無駄を省くことが重要といえます。

朝や通勤時間、退社前や就寝前は貴重な時間

一般的に頭がさえている朝は少し早めに出社し、静かなオフィスで仕事を始めるのがおすすめです。疲れがたまる残業より効率よく仕事できます。

・1日の流れを客観的に可視化
業務上必要なタスクをPCやスマホのカレンダー、スケジュール帳などに入れて毎朝当日のスケジュールをチェックします。優先順位を付けて効率的に処理できるよう1日の流れを確認しましょう。客観的に可視化することで思わぬミスを防げる場合もあります。

通勤時間は有益です。電車で当日の業務を確認したり、イメージトレーニングで朝からの時間活用法をルーティン化したりすれば無理なく続けられます。将来の夢や目標に役立つ英会話の勉強などにも最適です。

・退社前や就寝前のわずかな時間を活用
退社前のわずかな時間を利用して、翌日の予定や継続中の業務などを確認する小さな習慣は、進捗状況を把握し、翌日の業務につながるものです。心身がリラックス状態にある就寝前はα(アルファ)波が表れ、脳が情報を最も受け入れやすい状態になります。脳は活性化されて、最大限に能力を発揮できるときなので、課題へのひらめきを得ることも期待できるでしょう。

仕事や生活を必ず振り返る

「成果を左右するのは、才能ではなく習慣」。こう言い切ったのが現代経営学やマネジメントの発明者、P.F.ドラッカーです。

・常に夢や目標を意識
仕事や生活を定期的に振り返る小さな習慣でメリハリが付きます。夢や目標までの道程を常に意識し、意欲を高める意味でも欠かせません。業務日報や週報を書くように記録すれば、夢や目標への達成度を可視化でき、気づかなかった課題や改善点が浮き彫りになる場合があります。陥りがちな惰性を回避する意義も大きいはずです。

予定や計画には長期、中期、短期などありますが、それぞれを定期的にコツコツと進捗状況をチェックします。次のステップが明確になり、少しずつ確実に乗り越えることで方向性を見失うこともありません。

・会話や会議の進め方を工夫
ダラダラした会話や電話、会議ほど無駄なものはありません。事前に要点を絞り、あらかじめ適切な日時や所要時間を決めておくと効率的です。急なケースでは当日早めに、「(用件について)15分ほどお時間をいただきたいのですが、何時ごろがご都合よろしいですか?」と詰めておくと、余計な時間を費やすリスクが軽減します。

突発的な残業を除けば、計画的に仕事をすることを心掛けましょう。しかし、どんな仕事でも基本的に自分ひとりではできないので、業務の進捗に影響しそうなケースは、早めに上司や同僚と詰めておきます。できるだけ残業しなくて済む対策も、自分の時間を確保するためには重要です。

小さな習慣の繰り返しが夢や目標への近道

ここまで目標を小さな習慣にするための3つのコツをご紹介してきました。「思考」「時間の使い方」「振り返り」といったこの3つ内容を意識することで、習慣が身につくことでしょう。

筆者には留学はおろか、語学学校にも通ったことがない社会人の知人がいます。毎日数十分、行き帰りの通勤電車で耳から英会話を聞くことを続けて、数年後にはアメリカのマーケティング会社に就職しました。9・11以降、急激に厳しくなったアメリカの就労ビザというハードルを見事クリア。その後、グリーンカードも手にして活躍しています。

彼が話す英語はいまだに流暢ではなく、ネイティブスピーカーには程遠いレベルです。しかし、アメリカ移住の夢を果たし、10年以上にわたってアメリカ人と対等にビジネスをしていました。
自分の生活をより良くする小さな行動は、繰り返し行うことで習慣となります。まるで小川の集まりが大海となるように、いずれ人生の大きな流れを生み出すことは可能なのです。自分の夢や目標に近づき、実現するために、今日から1歩踏み出してみませんか?

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