日本でも流行りそうなアメリカの人気職業とは?


現代のビジネスパーソンは、就職したあとも継続的にスキルを身につけることが当然視されるようになりました。ただ、どのようなスキルがよいのか、分かりかねる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、アメリカの求人サイト「Glassdoor」の人気職業ランキングをご紹介します。こちらのランキングからアメリカの産業トレンドを把握することで、現在から近い将来に日本でもニーズの高まる職種が見えてきます。

「Glassdoor」が示すアメリカ人の職業評価

Glassdoorは、アメリカやイギリスなどの転職希望者が参考にしている求人サイトです。企業から提供される表面的な求人情報だけではなく、現社員や元社員による匿名のレビューが掲載されています。転職希望者からすると、オフラインではなかなか出てこない「内部の生の声」に触れられる貴重な情報源となっています。

このGlassdoorでは、毎年いくつかのランキングを掲載しています。会社ランキング・CEOランキング・給料の高い職業など、いずれもアメリカ人の価値観や社会的なトレンドを示しているようで興味深いのですが、もっとも注目したいのが「BestJobs」です。

BestJobsとは、求人数、給料、職業満足度から構成されるJobScoreを基に並べられた「人気も給料もよい仕事のランキング」だと考えてください。

Glassdoorが示す人気職業トップ10

2017年度の人気職業トップ10は以下のようになっています。

1. データサイエンティスト
2. DevOpsエンジニア
3. データエンジニア
4. タックス(Tax)マネージャー
5. アナリティクスマネージャー
6. HRマネージャー
7. データベースアドミニストレーター
8. ストラテジーマネージャー
9. UXデザイナー
10. ソリューションアーキテクト

こちらを見ると、データ分析やシステムエンジニア・プログラマー関連の職業が多いことが分かります。1・2・3・5・7・10位がデータやシステムに関わる職業ですし、9位のUXデザイナーもwebページやモバイルアプリのデザイン・サイト作成に携わる点ではエンジニアに近いと言ってもよいでしょう。データサイエンティストは、2016年に続けて2年連続で1位となっており、近年は安定して高い人気を誇っていることが分かります。ビッグデータやIoT関連の技術が急速に発展する中で、データ分析やエンジニア系の仕事のニーズが多いと推測されます。

一方で、プレーヤーだけではなくマネージャー職も4・5・6・8位にランクインしています。特に8位のストラテジーマネージャーの年収はきわめて高く、中央値が13万ドル(約1,400万円)です。日本で言う「戦略コンサルタント」のマネージャー職に当たりますが、日本同様に高給取りであることがうかがえます。

日本が後追いする可能性

近年のアメリカで人気となっているデータ分析やエンジニア系の仕事ですが、日本でも今後人気が高まる可能性は十分にあります。

1990年代から2000年代にかけて、ソフトバンクグループの孫正義氏は「タイムマシン経営」を得意としていました。タイムマシン経営とは、アメリカで成功したビジネスモデルを日本に持ち込む経営スタイルです。アメリカで流行したモデルが、数年遅れて日本でも流行することから、タイムマシンのように前もって導入することで先行者利益を得られる、というのが孫氏の主張でした。

タイムマシン経営のように、アメリカで人気のある職種に必要なスキルを「導入」することが有効です。なぜなら、ビッグデータやIoTといったワードは、アメリカのみならず日本のビジネス界でも近年の「バズワード」となっているためです。アルファベットやアップルなどの「グローバルIT企業」が、自動運転車の開発によって自動車業界に殴り込みをかけようとしているように、あらゆる業界で収益構造を大転換させる可能性があります。

統計学や情報工学を含めたデータ分析、あるいはプログラミングなどといったスキルが、現在から近い将来にかけて、日本でも花形になる可能性は十分にあるでしょう。もちろん、既存のスキルにこれらのスキルを掛け合わせることで、付加価値の高い人材になる道もあります。

まとめ

アメリカの人気職業ランキングを見ることで、アメリカの産業トレンドを把握することができます。グローバル経済においては、アメリカの産業トレンドがそのまま日本でもトレンド化する可能性は高いでしょう。

個人として戦略的にスキルアップを求められる現代社会において、Glassdoorの人気職業ランキングは生きる道を指し示す道標のような機能を持っています。ぜひ、毎年ランキングをチェックして人より一歩先のトレンドを把握してみてはいかがでしょうか。

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