ビリオネアの5人に3人以上の関心事は?富裕層調査の結果


世界中のビリオネアたちは普段、どのようなことに関心を寄せているのでしょうか。スポーツ?旅行?政治?慈善事業?実はこうした超富裕層の関心事を調べたデータが存在しています。果たして1位は?

関心事の1位は?

紹介するデータは富裕層向け調査を展開する「Wealth X」が公表しているもので、世界のビリオネアたちの「興味」「情熱」「趣味」の中で最も関心が寄せられていることが何かを分析したデータです。

ランキングでは、資産総額が「50億ドル以上の層」と「10億〜50億ドルの層」に分けてそれぞれの数を字が算出しています。

資産総額が50億ドル以上

1位:64.7% 慈善事業
2位:53.6% スポーツ
3位:40.2% 航空旅行
4位:35.8% アート
5位:29.1% 政治
6位:24.8% 教育
7位:23.5% アウトドア
8位:21.8% ボート
9位:21.3% 不動産
10位:19.4% 旅行

資産総額が10億〜50億ドル

1位:50.2% 慈善事業
2位:42.0% スポーツ
3位:24.4% 航空旅行
4位:23.3% 政治
5位:21.4% 不動産
6位:20.8% 教育
7位:19.6% アート
8位:17.6% アウトドア
9位:14.8% 旅行
10位:11.7% ボート

資産が多いほど「慈善事業」に関心

この調査からはっきりと浮かび上がるのは、資産が多い人ほど「慈善事業」や「政治」に関心を寄せる人が多いということです。

例えば「慈善事業」は両方の資産層でいずれも1位ですが、資産総額が50億ドル以上の層では実に5人に3人以上の割合となる64.7%に上っていますが、10億〜50億ドルの層が50.2%ですので、14.5%も開きがあります。政治への関心もこの2つの層で5.8%の差があります。

慈善事業に関していうと、総資産総額が965億ドルとされるマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が多額を医療や教育などの分野に寄付していることで知られています。「投資の神様」と呼ばれ825億ドルの資産を有するウォーレン・バフェット氏も、2000年から現在までに500億ドル近くを慈善事業に寄付していることで有名です。

世界の超富裕層の中にはこのように、資産を慈善事業や政治活動に使っている人が少なくありません。政治に関しても、アメリカでは富裕層が資金を支援・拠出して設立されたシンクタンクがいくつも存在し、政治的発言も活発に行っています。

慈善事業における1位は「教育」

ちなみにWealth Xの調査データでは、富裕層がどのような慈善事業に関心が高いかについても調べています。最後にそのデータを紹介します。

1位:79.5% 教育
2位:61.7% 社会サービス
3位:57.6% 芸術・文化
4位:57.4% 医療・医学研究
5位:32.6% 環境・保護活動・動物
6位:31.9% 子供・青少年育成
7位:12.4% 宗教団体
7位:12.4% 広報活動
9位:0.1% 食品・農業・栄養
10位:0.1% 住宅・シェルター

1位には「教育」がランクインし、2位以降は「社会サービス」、「芸術・文化」、「医療・医学研究」、「環境・保護活動・動物」と続きます。

1位の「教育」には、学校の建設や奨学金制度の創設、教師の育成、高等教育向けのファンド事業などが含まれており、Wealth Xによると特にアメリカ国内では富裕層は母校(主に大学)に多額の寄付をする例が多いとされています。

「医療・医学研究」への関心が今後は高まる?

近年の感染症の発生動向から今後は、ワクチンの研究開発費の寄付など、感染症対策に関心が集まりそうです。現在4位の「医療・医学研究」も数年後には順位が上がる可能性もあります。時代とともに富裕層の関心事も変わっていくかもしれません。

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