フリーランスの生活が会社員よりも苦しくなりやすいワケ


「フリーランスは会社員時代よりも収入がなければ生活が立ちいかない」という話を聞いたことはありませんか?フリーランスになっても月収が変わらないのであれば、生活レベルを落とさざるを得なくなるかもしれません。ここでは、フリーランスの生活が会社員よりも苦しくなりやすい理由について詳しく説明します。

フリーランスは会社員より懐が厳しい!なぜ?

特定の企業に縛られることなく自由に働けるイメージが強いフリーランスですが、会社員とはあらゆる面で異なりあります。

まず毎月一定の収入がない点があげられます。会社員であれば基本的に毎月一定の給与を受け取れますが、フリーランスの場合は多くが案件ごとに金額が決まっており、仕事の量と収入が比例関係にあるのが一般的です。

仕事の本数を多くこなす、または単価の高い仕事が得られていればよいですが、仕事がなければ、それはイコール収入減となります。また、1つの仕事が完了しても、その仕事のギャラが振り込まれるのは翌月以降ということがほとんどです。

一般的な会社員とは違いボーナスもないため財布のひもが固くなりがちで、実際よりも「懐が厳しい」と思うこともあります。

とはいえ、個人の裁量で会社員時代の給与を大幅に上回る収入を得られる可能性があるのも事実です。月によってボーナス相当分もしくはそれ以上の入金が発生するのもフリーランスならではといえます。

同じ月収、なのに赤字になってしまうフリーランス

収入が不安定なだけでなく、国民健康保険や国民年金の支払いもすべて自負担となるのがフリーランスの特徴です。例えば、同じ月収30万円の会社員とフリーランスがいたとします。会社員の場合、社会保険料は会社と折半になりますが、フリーランスは全額自己負担です。

また、住民税をはじめとする税の負担も大きく感じられるでしょう。独立直後は国民健康保険料も前年度の収入を基準とした金額になります。会社員時代と同じ収入でも、国民健康保険料と国民年金の支払いが大きければ、最終的な手取りはフリーランスの方が少なくなってしまうことも多々あります。

会社員とフリーランスの違いを徹底解剖

収入以外に異なる点を見ていきましょう。

労働時間

会社員は基本的に労働時間が一定であるほか、働き方改革関連法の施行の影響もあり、残業時間もある程度制限されている会社が増えています。しかし、フリーランスが働く上での規制はありません。

仕事の納期に合わせて休日を自由に設定できるのはフリーランスの特長です。勤務時間帯も自身で決められるため、プライベートと両立を図ることも可能でしょう。一方で、オンとオフの区別や自身の管理ができないとつい長時間労働になってしまいがちですので注意が必要です。

税務処理

会社員では所得税や住民税の支払い・手続きも会社が行ってくれますが、フリーランスはすべて自分でしなければなりません。なかでも毎年の確定申告は多くのフリーランスが手間に感じるものです。

フリーランスになった後、「会社員の頃と同じだけ収入を得ているはずなのに、なぜか手元にお金がない」と悩む場面も出てくるかもしれません。言い換えれば、会社員時代以上に稼がないと、フリーランスの場合は生活が苦しくなる可能性が高くなるということです。フリーランスを目指すのであれば、自分の家計の収支をしっかりと把握することが大切です。自分自身への投資になるものにためらわず出資できるように、固定費や優先度の低い出費は抑えるように努力するなど、家計を改めてみましょう。

フリーランスを目指すならある程度の貯蓄をしてから

自由な働き方ができる一方、収入が不安定になったり、支払いが増えたりする可能性もあるのがフリーランスです。これからフリーランスになることを考えているのなら、無収入でも3カ月は生活できる程度の蓄えを持ってからの方が安心です。収入が安定している会社員のうちに、資産を形成しておきましょう。

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