「独立に向いている人・向いていない人」とは?


「働き方改革」の影響もあり、独立することを考えた人も多いのではないでしょうか。実際、フリーランスと呼ばれる人たちは年々増えており、その数はすでに1,000万人以上と言われています。

しかし、いきなり独立して、フリーランスとして働くことに不安を覚える人もいるでしょう。では、独立に向いている人、向かない人というのはどういう人なのでしょうか。具体的に解説します。

独立に向いている人の性格5つ

独立に向いていると言われる5つの性格は次の通りです。

お金を増やすのが好き

1つ目は、お金が好きということです。これは、「ケチ」であることとは別で、自身の能力を発揮したことに対する、対価としてお金を稼ぐことに注力する、という意味です。フリーランスの魅力として、自分で稼いだ分がそのまま自分のお金になるという魅力があります。数字を積み上げるのが好きなタイプの人も同様に、独立に向いていると言えるでしょう。

マイペース

他人に流されず、マイペースであるというのも重要な要素です。空気を読まずに自己流を通すことではなく、自分のスタンスや判断を大事にしながら物事をすすめる、という意味でのマイペースです。フリーランスは、最終的にすべて自分で判断し、責任を負う必要があります。他人に合わせてばかりでは、「自分」を強く持つことができません。そういう意味で、流されずに仕事ができる人は独立向きでしょう。

柔軟性がある

フリーランスの場合、仕事の内容やルールは自分で設定する必要があります。そのため、昔からのルールに縛られず、前例のない新しいことを試したり、チャンスと見れば迷わず方向転換ができたりする能力は重要です。また、クライアントからの急な要望やアクシデントに対応する場面などでは、考え方を素早く切り替え、柔軟に対応することが求められます。柔軟性はフリーランスとしては大きな強みになるのです。

1つのことに没頭できる

1つのことに没頭できるのも、成功する上で大きなポイントです。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、没頭することが結果的にスキルや専門性のアップに繋がります。個人として成功するためには、なにか1つでも「スペシャル」なことがあるのは自身の「ポジショニング」を確立するために優位に働きます。強みを磨くことがフリーランスとして活躍するための一番の武器になるのです。

お人好し

最後は、いい意味で「お人好し」であることです。フリーランスの世界では、お人好しはマイナスに作用するように思えますが、実際は逆です。クライアントから見た場合、いつでも気さくに対応してくれる人、困難な仕事も断らず笑って引き受けてくれるフリーランサーは重宝したいものです。もちろん、断りきれずに無茶な仕事を引き受けてしまう、というのは違いますが、「良い人」であることは、クライアントから信頼を得るための要素の1つになります。

独立に向いていない、3つの性格とは?

では逆に、独立に向いていない人はどのような人なのでしょう。

他人と合わせるのが得意な人

他人と意見を合わせるというのは、一見すると柔軟性がありプラスに見えるかもしれません。しかし、それはいつも自分の意見がない、発言に責任を持たず、他人から言われたことをこなすだけの人かもしれません。独立すると、最終的な判断をし、それに責任を持つのは常に自分です。ときに他人とは合わなくとも、自分の意見や信念を持つことも大事なのです。

お金を増やすことにあまり関心がない人

「稼ぎは関係ない、自分の好きなことだけしたい」または「役に立つ仕事がしたい」などと思って独立する人もいるでしょう。「お金は二の次」は必ずしも間違いではありませんが、フリーランスの場合、対価=あなたの価値、でもあります。独立当初はまだしも、徐々にお金を稼ぐことや利益を意識していきましょう。フリーランスは「個人事業主」です。利益意識が欠けている事業主が長続きすることはありません。

ケチな人

ビジネスをやっていくと、自分やビジネスに対して投資をしなければならないシーンがやってきます。そういった時に、思い切って投資できないということは、ビジネスにおいては失敗なのです。もちろん節約は悪い事ではありません。しかし、投資できるかどうかはビジネスにおいては節約以上に重要なことなのです。またその判断ができることもフリーランスとしては重要になってきます。

独立するビジネスパーソンが変えるべき2つの意識

では、これから独立するにあたり、どういった意識を持てばいいのでしょうか。主なポイントを3つ紹介します。

即断即決

1つ目は、「決断」のスピードです。独立後は全て自分で判断する必要がありますが、判断のスピードは、どうするかを決めるのと同じくらい大切です。即時対応も判断の1つですし、決めたことに対し素早く行動できることも成功へのポイントです。ゆっくり時間をかけて、は卒業しましょう。即決できない場合も「いつまでに決める」と自身の中の締切を明確にしておきましょう。

休みを取る意識を持つ

2つ目は、「メリハリをつける」ことです。サラリーマンと違い、独立すると休みに規定はありません。フリーランサーは決まった出勤日がない分、休みもきちんととらず、ズルズルと働いてしまいがちです。1日の仕事をする時間帯、仕事をしない日など、スケジュールを決めてオンとオフを区別しましょう。

独立前に行う5つの準備

最後に、独立するために、準備した方がいいことを紹介します。

資金に余裕を持つ

1つ目は、ズバリ貯金です。最初から仕事がうまくいくことは少ないと考えたほうが良いでしょう。また独立直後から仕事が入ってきたとしても、入金は数ヵ月先になります。運転資金として余裕を持った状態でないと、独立後すぐに窮地に陥っていまいます。事業内容にもよりますが、3ヵ月、半年など売上が立つまでしのげる、ある程度の資金があるに越したことはありません。

会社員の時にローンやクレジットカードは確保する

2つ目は、ローンやクレジットカードです。サラリーマンと異なり、独立すると収入の「保証」がない状態になるため、ローンを組むことやクレジットカードを作ることが難しいケースもあります。これが「信用」の差です。ローンやクレジットカードは独立前に準備しておきましょう。

ブログやSNSを活用する

3つ目は、自分のビジネスを知ってもらうための、ブログやSNSです。無料のものも充実していますし、比較的や安い固定費で自身や事業を発信できます。事業内容やターゲットをリサーチし、それにあったメディアを選ぶこと、アカウントを作っただけで終わらず、継続的に発信・更新することが大切です。これらも独立前から着手するようにしたいところです。

人脈づくりやスキルアップに投資する

4つ目は、人脈づくりと自己投資です。独立すると人脈やスキルを、会社に属しているとき以上に、自ら積極的に手に入れにいく必要があります。しかも人脈やスキルは、独立するとサラリーマン時代以上に必要になります。独立を決めたときから、「いつ独立するか」「どのような仕事をするか」などを周囲に話しておき、挨拶回りもしたいものです。

また、独立前にできるのであればスキルも磨いておきたいところ。独立後は売上が立てることが大切ですから、スキルを磨く時間は限られます。独立前に必要なスキルを習得するようにしましょう。そして開業後にどのようなスキルアップをするかは全て自分の判断です。スキルが時代遅れになり仕事に支障が出ないよう、積極的に自己投資していきましょう

本業だけでなく複数の収入源を持てるようにする

5つ目は、収入源を複数持つことです。本業で食っていければ、それがベストですが、稼げない時に他の収入源があれば急場をしのげます。本業でどのように収益を上げていくかの計画を立てておくと同時に、リスクマネジメントとして1つのビジネスにこだわらず、複数の収入源を持てるようになると独立後も安心感が変わります。

独立したあとに後悔しないようにしよう

独立は、必ずしも良い話ばかりではなく苦労が多いのも事実です。独立した後に、「会社員の方がよかった」と思う人も少なくありません。まず自分が独立に向いているかどうか確認し、また、独立前に、できるだけ準備しておいた方がよいでしょう。

参考:「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
Photo by Blue Planet Studio&metamorworks on AdobeStock.com

 
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