「おひとりさま」需要の傾向はどう変わる?


新型コロナウイルスによる自粛ムードは、特に単身世帯の「おひとりさま」需要を拡大させています。この記事では、ウィズコロナ/アフターコロナの「おひとりさま市場」うえで、を予想していきます。

ビフォーコロナのトレンドは?

ビフォーコロナの2019年11月に公表された消費者調査(実施企業:インテージ)では、男女別で「ひとり◯◯」をしたことがある中で多いものが紹介されています。

男性で最も多かったのが「ひとりラーメン」で、全体の67.0%が経験者でした。次いで多かったのが「ひとりファーストフード」で61.8%。その後は「ひとりカフェ」52.2%、「ひとり映画館」44.6%、「ひとりファミリーレストラン」39.6%、「ひとり日帰り国内旅行」32.6%と続きます。

女性で最も多かったのが「ひとりファーストフード」の62.0%、次いで「ひとりカフェ」が60.4%。男性で最も多かった「ひとりラーメン」は、30.8%に留まりました。ちなみに「ひとりスイーツ店でのイートイン」は34.1%でした。

「したことはないが、この『ひとり◯◯』をしてみたい/しても構わない」という質問で、男女ともに最も多かったのが「ひとり焼肉店」19.3%。次いで「ひとり寿司屋のカウンター」18.7%、「ひとり泊りがけの国内旅行」18.3%と、ややお金がかかる行動が目立ちました。

ウイズコロナ/アフターコロナのトレンドは?

では、ウイズコロナ/アフターコロナではこうした傾向はどう変わるでしょうか。

ウイズコロナでは「ひとり◯◯」の舞台が自宅に

まずウイズコロナ期においては、テレワークをしている人も多く、「ひとり◯◯」をするにしても自宅で行うことはほとんどです。なかでも動画や映画、音楽のサブスク系サービスの利用率の伸びは最近顕著で、これは新型コロナウイルスの終息まで、一定程度続くといえるでしょう。

アフターコロナでは、「自宅ひとり◯◯」が増える!?

アフターコロナ期においては、徐々に外出ができるようになれば、ビフォーコロナのトレンドが再び戻ってくると考えられます。

とはいえ、自宅で楽しめるサブスクサービスに慣れた人の場合、外で「ひとり◯◯」を楽しむことが少なくなるかもしれません。

例えば、ビフォーコロナにおいては「ひとり映画館」を楽しむ男性も多いことを前述の調査結果で触れしましたが、ウイズコロナ期に自宅用に高級スピーカーを買った人であれば、アフターコロナ期でも映画サブスクを利用して「自宅ひとり映画館」を楽しむ回数が増えるかもしれません。

コロナを機に多くの飲食店がデリバリーサービスをはじめたことも、「ひとり◯◯」のトレンドに影響を与えるかもしれません。足を伸ばさなくてもレストランの料理が楽しめるようになるからです。

私達の生活スタイルを大きく変化させたコロナウイルス

新型コロナウイルスは私たちの生活スタイルを大きく変化させました。コロナが終息しても、その影響は残ることが考えられます。そうであれば、「ひとり◯◯」の範囲が広がるかもしれません。

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