経営者が行っている読書法とは?


実は多忙を極める経営者でも、「本を読んでいる方」はたくさんいます。その証拠に、某TV局のコーナー「リーダーの栞」では、経営者が行動・判断の「しるべ」としている良書を紹介しています。
経営者の人たちは、なぜ多忙にも関わらず多くの本を読むことが可能なのでしょうか?どうやら「本の質」と「読み方」にコツがあるようです。今回の記事では、短時間で最大のインプットを得られるような「読書法」について紹介します。

大前提は「本を読む目的」が明確になっているかどうか?

仕事関係で本を読むなら、その目的があるはずです。講演・プレゼン企画・新商品開発…本を読む前にアウトプットとして求めていることを明確にすることで、より効率的な読書が可能になります。

たとえば新商品開発1つとっても、サプライチェーン・プロジェクトマネジメント・コミュニケーションスキル・マーケティング戦略など切り口はいくつもあります。自分のポジション(営業・マーケティング・購買・研究など)を見極めたうえで、アウトプットで求めることのプライオリティーをつけていくのです。

プレゼンも同じです。ロジカルにスライドを組み立てたいのならロジカル・シンキング、上手に立ち振る舞うのが苦手ならプレゼンテクニック(立ち位置・視線・声の使い方等)がより得たい知識です。

同じ本を読んだ「他人」の力も借りよう

定評のある書籍なら、多くの人が目を通しているはずです。インターネット検索で「本のタイトル 書評」「本のタイトル 口コミ」で検索すると、本について内容をまとめた記事だったり、エッセンスをまとめてくれていたりする記事に出会えます。

記事の中には、ブロガーによる書評コラム、不特定多数による口コミ、さらには大手雑誌・新聞による公式書評コーナーもあります。それぞれ視点や得意ジャンルが違ったりするので、自分の感覚に合ったものを選ぶと良いでしょう。他には、twitterやAmazonでも、有用な情報を収集できます。

数にして5〜10記事ほど目を通していけば、自然と多くの評者による重要なポイントが見えてくるはずです。
ここまで来た時点で、どのあたりを中心に読むべきかが、頭の中で組み立てられてくるでしょう。

「本を全部読まないといけない」という意識を捨てる

小説は、プロローグに重大な伏線が隠れていたり、重要でないシーンでもその描写に独特の世界観を感じたりと、読み飛ばせる箇所はほとんどありません。

ビジネス本は違います。自分が必要とする知識を得られれば目的を果たせるわけです。確かに読み切ってこそ著者の想いに触れることにつながる、といった面はありますが、全てに目を通すのは決して効率的ではありません。そう思えないのなら、まずその意識から変えていくべきです。「読み飛ばす勇気」を持つべきでしょう。

実際に完読を目指したものの途中で挫折、たとえ完読できたとしても燃え尽きてしまって後が続かない、という人も多いです。そうなるぐらいなら、はじめから必要な部分以外は思い切って読み飛ばす方が得策です。

まずは、「目次」「まえがき」「あとがき」に目を通して全体像をつかみます。その上で、ここまでの下準備で整理してきた「自分が読みたいと思っていたパート」「知りたいと思っていることが記されている場所」を一気に読み進めます。

読み終わった後にしたいこと

ビジネス書は、読みっ放しで終わりではありません。読後の所感について、「読んだ内容で重要なこと」「読み終わった感想」「読んで実践すること」形式でまとめ、手帳・パソコン・スマホ等に記録しておきましょう。

記録の集大成が、あなたの心強い味方になるはずです。

「宝島の海賊が手に入れた宝石や、カリブ海の底に沈む金銀より、本には多くの宝が眠っている(ウォルト・ディズニー)」
あなたも、ぜひこのお宝をさまざまなビジネスシーンで活用していきましょう。

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