リモートワークの生産性を劇的にアップさせる4つのルール


フリーランスだけではなく、働き方改革の一環として会社以外の場所で遠隔で仕事を行う「リモートワーク」を導入する企業が増えています。しかし「リモートワークはオフィス勤務よりストレスがたまる」といった調査結果も報告されているのです。

ポイントをしっかりと押さえておかないと生産性が低下するだけではなく健康面にもマイナス影響がでてしまうかもしれません。

リモートワークはオフィス勤務よりストレスがたまる?

リモートワークは本来、ワークライフバランスを向上させ仕事や職場への満足度を上げることが目的です。しかし仕事とプライベートの切り替えがうまくできず「会社で仕事をするよりはかどらずストレスもたまる」という声も聞かれます。実際、国連が2017年に発表した「Working anytime, anywhere: The effects on the world of work」によると、2015年度におけるストレスを感じているオフィス勤務者の割合が25%だったのに対しリモートワーカーは41%という結果が報告されています。

役職や勤務時間、職場の人間関係などさまざまな要因がストレス度に影響するものの、リモートワークのメリットが十分に活かされていないのは残念なことです。過度のストレスは集中力を低下させるだけではなく心身に悪影響をおよぼすため「いかにしてストレスがたまらないリモート環境を整備するか」が、生産性を上げるカギをにぎっています。

生産性を上げる4つのルール

リモートワークで思うように仕事がはかどらなかったりストレスを感じたりする人は「自由の誘惑」に負けている可能性があります。以下の生産性を上げる4つのルールを参考に自分に合ったルールを作ることで改善を目指しましょう。

1.自分の勝負スポットを見つける

自宅やカフェ、図書館、コワーキングスペースなどリモートワークがはかどる場所は人によって異なります。気分転換に場所を変えるのも良いですが、急ぎの仕事や重要な仕事に取り組むときは、最も集中できる「勝負スポット」を選ぶと仕事がはかどるはずです。

2.オン・オフの切り替えは厳格に

リモートワークの最大のデメリットは「あと10分」「この箇所を仕上げたら」などと切りの良いところで終わりにしようと思っていても、結局は働き続けてしまいがちなことです。また「午前中はゆっくりして午後から頑張ろう」と決めたにもかかわらず、プライベートをつい優先してしまいがちなこともあるでしょう。

こういった誘惑に負けないためには、オンとオフを切り替えるルールを決めて厳守することが重要です。「無理に残業せず切りの良いところで終わらせ残業分を翌日に回す」「日曜日は午前中のみ仕事に集中し、午後は完全にオフにする」など、心と体に余裕を作る習慣をつけましょう。

3.こまめにコミュニケーションをとる

一人で仕事をしていると、仕事に集中できる一方で外部の世界と遮断され孤独を感じることもあるのではないでしょうか。オン、オフにかかわらず積極的に人とコミュニケーションをとり、新しい情報にもアンテナをはっておくことで孤独感が軽減され新たなビジネスチャンスにもつながります。

4.リモートワーク環境を整える

出勤が不要ということは、極端にいうとパジャマのままで顔も洗わずに仕事にとりかかっても良いわけです。しかしここで誘惑に負けず、いつも通りの出勤前の習慣(洗顔、歯磨き、朝食など)を崩すことなく仕事にとりかかれるか否かで、気持ちの切り替えに大きな差がでます。とはいえ、スーツなど出勤時の服装までわざわざ再現する必要はありません。

意気込みすぎず、清潔な洋服に着替え、心身共にリフレッシュして仕事にとりかかりましょう。また自宅で仕事をする場合、自宅がオフィスであることを忘れずに。散らかり放題の部屋や掃除の行き届いていない環境ではモチベーションが上がらず、プライベートの電話やメールは集中力を低下させます。

生産性を上げるリモートワークツールの選び方

リモートワークツールも生産性を上げるための重要な役割を果たしています。

しかしあれもこれもと片っ端から利用するのではなく、自分のワークスタイルに合ったもの、必要なものを厳選してこそ、仕事の効率性を最大化できます。

「チームで共用しているツールのほかに、何があればリモートワークがはかどるのか」について検討し、必要なツールだけを効率よく組み合わせて使いましょう。

また一人ではモチベーションを維持しにくい人のために、「Remotty」や「Sococo」など、まるでオフィスでいつもの仕事仲間と働いているかのような雰囲気を味わえる、バーチャルオフィスツールも登場しています。

「オフ」の質も生産性向上の重要ポイント

SNSなど複数の事業を運営するラトビアのスタートアップDraugiem Groupの調査からは、頻繁に休憩をとる労働者の方がまったく休憩をとらない労働者より、はるかに生産性が高いことが明らかになっています。

このようにオンとオフのバランスが生産性の向上に影響することは、他の調査でも立証されています。会社で決められていた休憩時間にこだわらず、「集中力がおちてきた」と感じた時に適度な時間の休憩をとることがポイントです。

ただし、質の高いオフとは、仕事のメールや書類に目を通しながらのんびりするという意味ではなく、心身ともに仕事から切り離すという意味です。

そもそもオンとオフの切り替えが苦手という人は、指定した間隔で休憩時間を知らせてくれる「TimeOut」や「Break Timer」「Break Reminder」などのアプリを利用すれば、オフの時間を意識しやすくなります。

オフ時間も仕事のことが頭から離れない人は、「Calm」や「Sattva」のようなメディテーションアプリで、心身ともにリラックスできる工夫をしてみましょう。

「自由の誘惑」に打ち勝つ自己管理スキルを磨く

もう一つ重要なポイントは自己管理スキルです。リモートワークでは「自律」が重要で、自由の誘惑に打ち勝って初めて生産性が向上します。「自由と責任は隣り合わせ」ということを常に意識し、うまくバランスをとれるよう自分の感情や行動、目標、時間、体調などを総合的にコントロールすることが必要です。試行錯誤しながら自分に合ったリモートワークスタイルを見つけ、習慣化することにより自己管理がしやすくなるのではないでしょうか。

リモートワークで生産性を上げるポイント=ルール厳守と自己管理スキルと考えた場合、リモートワークは自己成長のチャンスでもある事実に気づきます。リモートワークがもたらすさまざまな恩恵を活かせるよう定期的にリモートワークへの取り組み方を見直してみるのもよいでしょう。

Photo by Monet on&polhansen on AdobeStock.com

 
【この記事を読んだあなたにオススメ】
・社会人の勉強の必要性について解説。おすすめの方法は?
・AI時代を生き残れ!「唯一無二」な存在を目指して
・レバレッジ・シンキングから読み解く「読書は投資」という考え方
・「人生100年時代」のキャリア戦略 どう学びどう生かすかがカギ
・フードデリバリーは私たちのライフスタイルをどう変えるのか?