FinTechを知るならおさえておきたいチャレンジャーバンクとネオバンク


米国のマーケットリサーチ会社 「Allied Market Research 」が 2017年1月に発表した調査によると、世界的に見て2020年までに、ネオバンクとチャレンジャーバンクのカスタマーベースは50.6%成長すると予測されています。ネオバンクやチャレンジャーバンクとはどのような意味なのでしょうか。

ネオバンクとチャレンジャーバンクとは

日本ではあまり聞き馴染みのないネオバンクとチャレンジャーバンク。それぞれ、どのような意味を持つのでしょうか。

ネオバンクは銀行業登録を行わず、既存の銀行との提携を行って、今までの銀行とは根本的に異なる価値を人々に提示することができるフィンテックベンチャー等を指しています。ネオバンクはあくまでも提携した金融機関のプラットフォーム上に独自のインターフェースを構築することで、モバイルを通じてオンライン上の決済やキャッシュフロー管理の機能を提供します。代表的なネオバンクには現在米国で展開しているSimple社や Moven社などがあります。

一方チャレンジャーバンクを設立するには銀行業の登録をする必要があります。銀行業の免許取得後に普通預金を始めとした従来の銀行と同じサービスをモバイル上で提供するのです。そのため既存の銀行と連携をする必要がなく、これまでにない新しい価値を提案し「チャレンジャー」の名前どおり、従来になかったような銀行のサービスの展開が可能になります。チャレンジャーバンクの代表例としてはイギリスのAtom社やMonzo社などがあげられます。

ミレニアル層に最適なチャレンジャーバンクの魅力とは?

モバイルバンクは最新のテクノロジーによるインターフェースを構築し、インターネット上で完結できるサービスを付加価値として提供しています。従来の銀行が人の手で行っている業務がデジタル処理されるため、コスト削減を見込むことができます。コストが抑えられれば、振込などの手数料が安くなり、その分預金金利等が高くなるなど、より魅力的なサービスを提供することが可能になります。

ミレニアル層は小さい頃からインターネットに触れる機会が多く、スマホの活用に対して抵抗がない世代だといわれています。そのため、スマホなどのテクノロジーを用いたサービスの利用に対する期待度は高く、米国ADOBE社のディレクタークリストファー・ヤング氏も、「デジタルネイティブ層は、商品やサービスへの新規登録から、一定のパーソナライゼーション(自分向けに作られたサービス)に関して期待が高い」 と述べています。

日中仕事をしているミレニアル世代を始めとしたビジネスパーソンにとって銀行に足を運んだり、ATMに並ぶ時間を短縮できて手軽に自分の口座状況を確認したり、いつでも振込ができる利便性の高さには注目が集まるところではないでしょうか。それ以外にも、デビットカードとモバイルアプリを連携させ、購買履歴が分かるようなしくみがあったり、財布が盗難被害にあった時にはアプリでカード利用停止登録が出来たりと便利なサービスがあるようです。

ネオバンクとチャレンジャーバンク 今後にも注目を!

チャレンジャーバンクやネオバンクは、従来の銀行のITシステムに対して最先端の技術を採用し、既存の銀行業務をデジタル化しようと取り組んでいます。近い将来日本でも、銀行から新しいサービスが誕生するかもしれません。今後の動きに注目してみてはいかがでしょうか。

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