元関西ジャニーズJr.が税理士に!「あなたのターニングポイントは」税理士呉村哲弘さんVol.1


エスカレーター式の中学校に入学するも、高校入学後1日で退学し、芸能界一本で活躍するも引退し、税理士の道に進み、現在は大阪と東京の2拠点に事務所を構えている税理士法人OCパートナーズの代表である呉村哲弘さん。2018年には新しい事務所に移転し、目覚ましい活躍を遂げています。実は、過去には関西ジャニーズJr.としての活動、若手注目俳優としても多くの人から視線を注がれていた呉村さん。なぜ税理士の道に進んだのか、そしてご自身の生き方についてお話をお聞きしました。

一心不乱に頑張り、一国一城の主にのぼりつめた元関西ジャニーズJr.元若手注目俳優

–税理士としてのご自身について、そしてご専門を教えてください。

私は現在、大阪と東京に合計2つの事務所を構える税理士法人の代表を務めています。独立は2008年で、今年の12月で10年目を迎えますが、起業家をサポートする会社設立専門税理士として、会社設立時の手続き、税務、法務、創業融資、助成金、許認可問題などをすべてワンストップで解決できるような体制を敷いています。起業家たちが自分たちの本来の仕事に邁進できるよう、縁の下の力持ちとしてサポートしています。

弊社の特徴としては、ご相談にお越しになる方の90%以上が弊社のHPをご覧になったうえでお越しになります。創業時から変わらない理念「OCパートナーズに依頼して本当に良かった!」という言葉を全てのお客様から言っていただくこと。そのためにこれまでメンバー全員で様々な努力や工夫をしてきました。全てのメンバーが「惰性」や「妥協」という言葉を極端に嫌い、そのお客様にとってBESTは何なのかをとことん追求します。

それら全てが功を奏し、毎月100件以上のご相談をいただくようになり、顧問先も年々右肩上がりに増えています。また、お客さまからお客さまをご紹介いただくことも増えてきました。

もちろん、すでに顧問税理士がいらっしゃる企業様からもセカンドオピニオンがほしいとご相談を受ける場合もあります。ご相談をお引き受けし、親身になってアドバイスをした後に、セカンドオピニオンではなく今後はファーストオピニオンとしてお願いしたいと言われる場合もあるんですよ。とてもありがたいことだと思っています。

一方、私自身は親しい友人の会社の顧問税理士にはならないと決めています。どうしてもという場合は無償でアドバイスを行うなど、プライベートと仕事は分けています。その線引は大事ですから。

–小さい頃から、将来は税理士になりたいとお考えだったのでしょうか。

周りからもよく聞かれるんですが、ずっと税理士に憧れていたわけではないんですよ。3歳上の兄が司法書士をしていることが大きいかなと。司法書士も税理士と同じように国家試験に合格しないと就くことが出来ない職業ですが、身近な兄が司法書士になったこともあり、自分も頑張ればそういう世界で生きていけるんじゃないかと思ったんです。

ビジネスというフィールドにあがるには何かを得ないといけない、一生の武器になる仕事をみつける必要があったんです。それで選択肢したのが税理士なんです。小さい頃から自分で何かをやりたい、一国一城の主として独立して、しっかり地に足をつけて生きていきたいという志をもっていたんです。

「私立の中学を卒業して、高校に1日だけ行って退学。中学の時からは関西ジャニーズJr.をやっていた。ジャニーズを退所して、上京して俳優の道を志した。俳優としても、きっとこれからもたくさんのご縁があり、楽しいだろうなと思ったものの、芸能界を引退して、税理士になると決めた。猛勉強して税理士になり、独立をしてもう10年。お客さまにもメンバーにも恵まれた。その間には結婚もして子ども(娘)も2人」

これが私の経歴です。

切に願う「私の人生、考え方が誰かの何かのきっかけになれば」と

呉村さんは続けます。

芸能界引退後、中卒の私が若くして税理士になり、自分の事務所を構えているということもあり、テレビや雑誌からも事あるごとに話を聞きたいと依頼があったんですが、申し訳ないなと思いながらも全部お断りしていたんです。自信も実力もついていない中途半端なところでお話をすれば、今までかかわってくださった方々に対しても申し訳が立たない、自分自身にとってもよくないと考えていました。

今回お話をしようと思ったのは、元ジャニーズJr.、元俳優が税理士になったという、そこだけを切り取って話を聞きたいというのではなく、生き方、考え方、ターニングポイントについて聞きたいということだったので、「税理士になって、独立して10年。今ならもう自分を振り返ってもいい時期になってきたんじゃないかな」と思うようになりました。

それに、娘たちも少しずつ成長してきて、私が昔芸能の仕事をしていたということに気づいているみたいなんです。「パパ、テレビに出てたの?」と聞かれるようになったり、過去の私の映画やドラマを見せたら「パパだ!」と昔の私のことを分かるようになっていたりもするので、娘たちへのメッセージになるかもしれないと思ったんです。「パパは昔、こういうことを考えていたんだよ、それで税理士になって、今も頑張ってるんだよ」ってちょっとカッコイイ感じで言えるかなって。
私は若い世代の社会人と接する機会も多いのですが、将来の明確なビジョンをもっている子が案外少ないなと思うのです。30半ばの私の世代だと、いつかはこれくらい稼ぎたい、いつかこんな車に乗りたいなどといった野心をもっている仲間が大勢いました。でも最近の20代の人たちは能力には長けているのに過度に堅実で、自分の可能性に蓋をしめ、鍵をかけてしまっているのかなと思います。

でも、彼ら彼女らが私の話から、僕にも・私にも何かできるかもしれないって思っていただけるとすれば、今の税理士としての私の立場からすればこれ以上幸せなことはありません。ですから、今から自分のことを振り返りながら、お話できればと思っています。

エスカレーター式の中学に通うものの、ジャニーズに履歴書を送る

–ありがとうございます。それでは、呉村さんの生き方についてお話をお聞きしたいと思います。どんな学生時代を過ごされたのでしょうか。

中学時代はあんまり勉強していませんでしたね。大学までエスカレーター式で通える私立に行っていたんですが……。私の将来のことを思い、小学生の時に塾に通わせてくれて、中学受験をさせてくれた両親には申し訳ないことをしたなと思うんです。今となっては私も親なので、親の気持ちが痛いほど分かり、なおさら申し訳なかったなぁと感じますが、当時13歳14歳でしたから、理解できない部分もあったのかもしれません。

中学受験をして私立の中学に入学したものの、勉強にはどうしても興味がわかなくて後回しにしていました。だから、テストはいつも後ろから数えた方が早かったんですよ。なんと後ろから2番目だったんです。当時、ずっと休んでいる子がひとりいたので、実質私は最下位だったんじゃないかなと思います。

2年生になってからは芸能活動を始めたので、更に勉強から遠のいてしまいました。勉強よりも芸能活動に集中してしまったというのが大きいです。結局、中学は卒業するものの、高校入学後1日で退学してしまいました。

–中学時代から芸能活動をされていたんですね。確かに学校との両立は難しいかもしれませんね。

ずっと芸能人になりたいと思っていたわけじゃないんですよ。ただ、なんとなく興味を持っていました。多感な時期ですから、テレビに出ている人たちの世界とはどういうものなのだろうかと思っていたんですよね。だから、興味本位に自分で履歴書を送ってみたんです。宛先はジャニーズ事務所。関西にも関ジャニがありますから。ただ、音沙汰はまったくなし。自分でも忘れてしまっていたちょうど一年後に、ジャニーズ事務所から「大阪城ホールに来てください」と返事があり、オーディションに進めることになったんです。そのオーディションが私のターニングポイントのひとつになりますね。

>>Vol.2では芸能界の道に進んだ呉村さんに迫ります。ジャニーズ事務所に入所するまで、そして俳優時代の呉村さんはどのような生活を送り、何を考えていたのでしょうか。

 

呉村哲弘
1982年生まれ。大阪府出身。税理士法人OCパートナーズ代表税理士。東京、大阪の2箇所に事務所を構えている。全国の起業家をサポートしたいという思いから、創業時から起業支援に特化。現在は会社設立専門税理士として東京を中心に活躍している。過去には関西ジャニーズJr、俳優など、多岐に渡る活動を行う。
会社Webページ:http://www.oc-tax.biz/platinum.html
会社紹介:https://www.youtube.com/watch?v=GgZDxlwvzDY

(聞き手:永原 由香子 撮影:髙橋 明宏)