生産性向上に!ポモドーロ・テクニックとOODAでレベルアップを


2018年働き方改革が本格的に導入され、これまでとくらべてもより仕事とプライベートのバランスを意識できるよう、企業はさまざまな推進を行っています。働く立場の従業員にとっても、これまで以上に生産性をあげ、時間を意識した行動が求められるようになりました。

そんな中、「ポモドーロ・テクニック」が働き方を変えるきっかけとして有効になるのではないかという声があります。さらに、PDCAを超える可能性があるビジネスメソッドとして注目を集めるOODAをポモドーロ・テクニックとあわせれば、仕事の生産性が飛躍的に高まるかもしれません。

生産性向上が次世代の働き方に必要な理由

まず、なぜ働き方改革がこのように注目を集めているのかを考えてみましょう。働き方改革で大きな課題として取り上げられているのが、「長時間労働の是正」です。労働時間に関する制度の見直しが厚生労働省から発令され、労働時間より成果を優先した賃金の支払いが今後スタンダードになる可能性が高まっています。

短い時間で同じ成果を達成させるためには、人を増員するか、1人1人の生産性の向上を目指すかのいずれかです。人員増加をしようとしても、人を雇用する時には多くに費用が発生しますし、有望な人材がすぐに入社してくれるかどうかは分かりません。しかし、現在一緒に働いている社員の1人1人が意識をして、生産性をあげることはできるはずです。

また、働きすぎが原因による心身の不調を訴える人もいるかもしれません。仕事をうまく進めるためには心身ともに健康な状態が一番です。睡眠不足や疲労の蓄積などによってパフォーマンスが低下すれば、企業にとっても働く従業員にとっても良いことはありません。仕事と休息のバランスをとるためにも、働き方に対する考え方を変え、行動をすることが大切です。

ポモドーロ・テクニックで生産性向上

そこで注目したいのが、ボモドーロ・テクニックです。これは、タスクに対して「シンプルな」ルールを加えることで集中力を高め、生産性の高い仕事を続けるというものです。その方法は下記のようなものになります。

1. これから自分が取り組むタスクをひとつ決めます。
2. タスクは必ず25分間は集中して取り組みます。25分取り組んだら5分休憩です。
3. このサイクルを4回繰り返したら、15分間の少し長い休みを取ります。

このルールのポイントは時間を正確に測ることです。人間の集中力には限界があるので、集中力が完全に切れる前に休憩を挟むことでメリハリをつけることができ、結果的に長時間集中できるようになります。どんなに集中していても、5分間休憩は必ず挟む、途中で差し込まれるタスクがあっても最優先しなければいけないタスクを中断しないことがコツです。

このルールを徹底することで、予定していたものがスケジュール通りにいかない、集中力が途切れてしまい長時間労働をしてパワーを消耗してしまうなどの、マイナス要素が改善されることでしょう。ポモドーロ・テクニックを続けると、集中するサイクルが習慣化され、タスク処理に対するストレスが軽減する効果が期待できます。結果、仕事の質やスピードの波が平均化されるでしょう。

ポモドーロ・テクニックとOODAの相性が抜群

しかし、ポモドーロ・テクニックはタスク処理の考え方であり、至近に迫ったタスクにのみ集中が傾きがちになります。そのタスクの位置づけや効果・目標は別の視点で考えておく必要があります。

俯瞰したプロジェクトの良し悪しに関して考えるためには、OODAが有効です。OODAとは、Observe(観察)、Orient(方針検討)、Decide(決断)、Act(実行)の頭文字をとったフレームワークです。

OODAは、臨機応変に現場判断で対応する必要のある軍隊の指示系統から生まれたフレームワークで、スピーディに変わる情勢に対応した働き方が必要な昨今は、PDCAサイクルと比較して適応力が高いことで注目を集めています。

OODAで実行するタスクを細分化し、ひとつずつのタスクはポモドーロ・テクニックで処理するように心がければ、全体の方針を誤ることない、集中力を維持した働き方が可能になるでしょう。

また、OODAは複数のタスクを処理した際に生じた違和感やズレを修復する効果も期待できます。ポモドーロ・テクニックでは4回の集中時間を設けた後15分の休憩をとります。この休憩の際に、何か問題があればOODAループを用いて軌道修正をかけるのも良いでしょう。規則的にタスクを処理していくボロドーロ・テクニックと臨機応変に対応できるOODAを使いこなすことで、よりハイクオリティなアウトプットを生み出すことができるでしょう。

ポモドーロ・テクニックとOODAで生産性の高い仕事術を確立する

ポモドーロ・テクニックはタスク処理、OODAはプロジェクトそのものの指針をスムーズに回転させるため、双方を利用すると仕事の生産性は上がります。

あなたの業種や属する組織の体制によって、ポモドーロ・テクニックの使い方やOODAの取り入れ方を柔軟に変えてみましょう。全てを突然変えるとうまくいかないものですが、ルーティーンを作りやすい一部のタスクから切り替えていくと効果が実感できます。

ポモドーロ・テクニックとOODAがあれば、広い視野と細かな点への集中力双方を手に入れることができ、あなたの働き方は格段にあがるかもしれません。それには、まずは実行あるのみです!

Photo by Brian A Jackson on Shutterstock.com

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