サラリーマンこそ、「資産管理」を真剣に考えるべき理由とは?


普段から年収アップに向け自己研さんに励んでいる人は多いのではないでしょうか。しかし年収アップと同じくらい大切なのは稼いだお金の管理。努力の末に年収が上がったとしても肝心の資産を蓄えて管理したり効率的に運用したりすることができないようでは本末転倒です。また資産管理には、ビジネスの面から見ても役立つスキルが詰まっています。そこで今回は資産管理の重要性をビジネスの観点から解説します。

日本人の資産管理している割合は少ない?

稼いだお金の資産運用はどのように行っているでしょうか。「なんとなく貯金したまま」「何か運用をしている」「すべて使ってしまっている」など運用方法は人それぞれです。もし資産運用を行っているのであれば日本では少数派に該当するかもしれません。投資をしている人の割合は日本ではまだまだ低く投資をしている人の中でも投資にまわせているお金が全体の約2割未満という傾向です。

2019年に日本銀行が公表した「資金循環の日米欧の比較」によると家計の金融資産の割合は現金53.3%、株式10%、投資信託3.9%という状況にとどまっています。アメリカやヨーロッパと比較しても、その割合は低い水準です。フランスの経済学者であるピケティ氏が、『21世紀の資本』で述べたように歴史的に見て資本収益率は、労働成長率を上回ってきました。

つまり資産運用を行ったほうが、労働よりも効率的に資産形成できていたのです。これらを踏まえるともしお金持ちになりたいのであれば貯金よりも資産運用を考えるのが得策といえます。

ビジネスマンとして成長するために、資産運用を行うべき理由とは?

資産運用は、個人のお金を増やすだけでなく「ビジネスマンとして成長する」という観点からも非常に重要です。資産運用を行ったほうがよい理由としては、以下の3つがあげられます。

1.リスクとリターンの正しい考え方を知ることができる

1つ目は、リスクとリターンについて正しい考え方を知ることができるからです。一般的にリスクは、「危険度」の意味で使われることが多いのですが、投資の世界では「不確実性」という意味で使われます。サラリーマンの場合、「あまり大きなリスクはとりたくない」という人も多いのではないでしょうか。

しかし投資の世界では、大きなリターンを得るためにリスクをきちんと評価し、あえてリスクをとるということがあります。これは経営の世界でも同様です。リスクの意味を理解しきちんとリスクを評価する意思決定プロセスについて投資で学ぶことができます。

2.ポートフォリオや分散という考え方を知ることができる

2つ目はポートフォリオや分散の考え方を知ることができるからです。投資の世界には、「卵を一つのかごに盛るな」という格言があります。これは分散投資の重要性を表しているのです。一つの商品に投資するのではなく複数の値動きが異なる商品に投資をしてポートフォリオを形成することが推奨されています。ビジネスマンであれば目の前の仕事に没頭してしまうケースも多いでしょう。

しかしビジネスマンとして役職が上がれば上がるほど見るべき範囲が広くなり複数の案件やプロジェクトを抱えるようになります。そういった複数のプロジェクトがある中で優先順位をつけてリソースの配分を最適化していくことは、投資のポートフォリオ形成に通じる部分があるのです。

3.長期的な目線でビジネスを考えることができる

3つ目は長期的な目線で考える力を養えるからです。株や資産運用というと「1年で数倍になった」とか「元手がほとんどなくなってしまった」とか大儲けや大損の話を耳にすることがあるかもしれません。しかし本来資産運用は短期的な目線ではなく長期的な目線で考えるものです。例えば最も有名な指標である米国のS&P500は2015~2019年の5年間における成長率は約10%になっています。

もし100万円を投資して1年間に10万円増えれば投資においては大成功です。逆に10%のパフォーマンスを10年続けたら複利効果で約2.6倍になります。仕事においてもつい目先の数字を追ってしまう人は少なくありません。しかしキャリア形成やビジネスのどちらにしても長期的な目線で物事を見て行動する余裕も必要です。

「長期的にどれくらいのキャリアを積むか」「どういった目標を達成するか」という目線を十分に養い計画を立て実行するためにも投資は効果的だといえるでしょう。

ビジネスで成功したいなら、まずは自身の資産管理をきちんとはじめよう

投資は、経済の流れや企業の長期的な成長という目線を持って行うものです。企業の成長とは、つまりビジネスの成長に他なりません。投資とビジネスとは、切っても切り離せないものなのです。もし「もっとビジネスを成功させたい」「ビジネスマンとして成長したい」という欲求がある場合は、まず自身の資産管理や資産運用からはじめてみてはいかがでしょうか。

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